盛り付け方と器の関係

こんにちは
kaochanです。

こちらはある日の我が家の朝ごはんです。

この日のメニューは

  • ごはんに明太子
  • 蕪とお揚げのお味噌汁
  • 香の物(ぬか漬け)
  • 黒豆の甘煮
  • 牛ごぼうの卵とじ
  • お豆腐の肉巻き 玉ねぎソース
  • プチヴェールの粒マスタード和え
  • 菊芋のきんぴら

これらは、ほとんどが前夜の取り置きというか残り物と、いわゆる作り置き(黒豆やきんぴら)を並べています。盛り付けは大きく2つに分類できます。ひとつ目は大皿盛り、ふたつ目は最初から銘々の器に盛り付けるやり方があります。

大皿盛りは人数が多い時、大体4人以上くらいの時に便利です。それぞれは自分の銘々皿に取って食べるので、洗い物も少なくなります。それに対して、最初から銘々の器に盛り付けるやり方は、我が家のように2人だけの家庭に向いているように思います。

また銘々皿盛りにすると、満遍なく全てのものを必ず食べることになりますから、栄養面でもバランスが良いですね。
(大皿盛りだと、人によっては好きなものばかり食べてしまったりします。)

今日は後者の銘々に盛り付ける、盛り付け方と器の配置などを綴っていきます。インスタグラムには、盛り付け方の動画を載せていますから、よろしければそちらも見ていただけると嬉しいです。

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最初から銘々の器に盛るやり方にも、大きく2種類ありますね。
今日のお写真のような、お膳に小皿や小鉢を並べる旅館方式。
それに対して、一つの大きめのお皿にまとめて盛り付ける、ワンプレート方式。

目次

旅館方式とワンプレート方式


お盆の上に小皿を使って盛り付けたものと、こちらのワンプレートは全く同じものが並んでいます。
ご飯だけは、ワンプレートはおにぎりにしました。

小さいお子さんや、急いで食べなければならない人には、こちらのワンプレートの方が向いていると思います。
小皿盛りだと、いちいちお皿を持って食べる必要がありますから。現代人は忙しいので、スマホ片手に朝ごはん〜なんていう方も多いので、このワンプレート方式が、最近増えているのではないかと、私は感じています。

では盛り付けのコツというか、ポイントです。

盛り付けのポイント

食事はただ空腹を満たすためのものではなく、まず目で見て、香りを嗅いで、食べる時の舌触りや、咀嚼の音、そしてお味と、五感を刺激しながら食べる事が、情緒を豊かにし、幸福感を得られるのだと思います。

ですから、この盛り付けというものが、とても重要になってくるのです。

お膳に最初から小皿、小鉢を使って盛り付ける時、パッと見た目に「おいしそう」と感じてもらうには、まずはのせるおかずの問題もあるのですが、器選びとリズムが重要になります。

例えば今日の器は夫と私の2人分ですが、それぞれに色目を揃えています。


白っぽい器と黒っぽい器、どちらも全部白でも黒でもないです。
なんとなくそんな感じの色のもの、素材や雰囲気が似ているものを、一つのお膳に並べるのが、最も簡単なやり方です。

白い器の方は私のお膳ですが、少し遊び心で、赤い縁取りの豆皿や、可愛らしい絵付けの小さい器などを使っています。この日のおかずが、とても地味な色めのおかずばかりだったので、器で遊んでみました。


またこの写真のように、同じ黒っぽい器ばかりでも、形の異なる物を集めてみると、お膳の上にリズムができて、なんとなく楽しい雰囲気になります。


こちらは色のトーンは同じような物ですが、形と素材の違う器の組み合わせです。


そしてこちらは、色が全く違う器を混ぜ、模様が目立つ絵皿も使っています。
絵皿を使う時は、似たような雰囲気の絵のものにした方が、綺麗に纏まります。

自分の家のご飯ですから、料亭や旅館ではないので、決まりはありません。
けれど、盛り付けと器がぴったり上手くマッチすると、自分のテンションも上がり、食べる人もきっと楽しいはずです。

こんなふうに器を考える時間は、とても楽しいのですが、朝は忙しいので、私は必ず前の晩に、明日の朝食べる物を書き出し、それをどのお皿に乗せるのかを考えて、シュミレーションしています。

これをやっておくと、おかずの出し忘れもなくて良いんです。
食べたものの記録にもなりますね。

では、ワンプレートです。実は盛り付け方としては、このワンプレートの方が難しいのです。
小皿や豆皿を並べるやり方では、その器に特徴があるので、リズムがつけやすい。
しかしワンプレートの場合は、食材の乗せ方でリズムを作らなければならないので、私はこちらの方が上級のテクニックがいると思っています。


今回のワンプレートは和のお皿を使いましたが、洋皿でも構わないと思います。
簡単に綺麗に盛り付けるには、中心を作ると比較的楽です。

中心とはお皿の真ん中という意味ではなく、盛り付けの中心です。

今回は豆皿と小さな鉢を使っています。そもそも煮豆のような汁気のあるものは、お皿にそのまま盛り付けると、隣のものに味が移ってしまいます。そして、こんな風に小さい器を真ん中とか端に1つか2つ置くと、他のおかずを盛りやすくなるのです。

あとは色です。
今日のおかずは全体的に茶色いので、アクセントに椿の葉を使いました。
緑のものはとても役に立ちます。
紫蘇や笹の葉、サニーレタス、などは常備しておくと、盛り付けの時に役立ちます


ちなみに笹の葉は、あまり汚れなかった時は、綺麗に洗って、ラップできっちり包み冷凍保存袋に入れて、冷蔵庫のお肉などを入れる棚に入れて保存しています。
(体感ですが、1ヶ月は楽勝に問題ないです、見た目上は!)冷凍庫に入れておいた方が安全かもしれません。

今日の椿の葉は、お正月に買った椿の葉を綺麗に洗い、水で濡らしたキッチンペーパーに包んで保存袋に入れ、冷蔵庫で保存しているものです。
使う前に食器用洗剤で洗ってから、水気を拭いて、おにぎりの下に敷いています。
(前述の笹の葉同様、衛生的には良くないかもしれないので、推奨はしません💦)

ざっくりとした解説で、皆さんの暮らしを、少しだけ豊かにするお手伝いに、なったかどうか不安ですが、盛り付けで重要なのは、リズムなんだと思います。

リズムとは、高い低い、大きい小さい、丸や四角などで強弱をつけるという事です。絵を描くように、歌を歌うように、リズムをつけて盛り付けてみたら、きっと素敵なテーブルが出来上がりますよ♪

次回のレシピ

次回は春は美味しいお野菜がたくさん出回っていますから、野菜を無駄なく美味しく、たくさん食べるために〜という事でお野菜活用レシピを載せようと思います。

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